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高血圧が生活慣習病といわれるのはなぜですか?
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食事、運動、休息、喫煙、飲酒などの生活慣習が原因で起こると考えられる病気を生活慣習病(かつては成人病)といいます。
とくに高血圧はこれらの生活慣習が密接に関与していることが多くの研究で明らかにされています。高血圧の発病を予防するためには、健康的な生活慣習を確立することが重要なのです。なお、高血圧の発症は生活慣習だけでなく、遺伝要因、環境要因も関与しています。
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【糖尿病について】どんな症状になるのですか?
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期には自覚症状がありません。自覚症状がでるのはかなり悪くなってからです。
まず、のどが渇き水分をたくさん取るようになりま、尿の量(回数)が増えます。
だるさを感じ体重が減少する症状が現れます。このまま放っておくと合併症をおこし、目がかすむ・物が見にくい・視野が欠ける・足の裏が火照る・両足がしびれる・尿が出にくい・むくむ・腹痛・吐き気・嘔吐・意識レベルの低下などの症状が現れます。
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【糖尿病について】何が原因で糖尿病になるのですか?
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体の色々な組織の中にエネルギーを取り込むことを調整しているインスリンというホルモンの働きが悪くなり、慢性的に血液中のブドウ糖値(血糖値)が高い状態になった時を糖尿病といいます。
このようにホルモンの働きが悪くなり、体の組織の活動が悪くなった状態を代謝異常といいます。
糖尿病はこの代謝異常が原因です。
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【高血圧について】高血圧治療の手順は?
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まず職場や地域での定期診断や医療機関で血圧を測定することが大切です。もし高血圧が疑われたなら、医師による評価や指導を受ける必要があります。高血圧治療の必要性と治療法は血糖値のみでなく、合併症の有無やその種類によって異なりますので自己判断は禁物です。通常は生活慣習の修正から治療を始めます。
これは血圧を下げるだけでなく心血管病の危険因子を軽減し、しかも降圧薬の量を減らすこともできるので、全ての高血圧患者さんに守っていただきたいのです。
これを実行するためには患者さん自身の治療意欲が重要です。
生活慣習の修正のみで降圧目標に到達しないときは、薬物治療を開始します。
治療法の選択には医師による判断が必要ですので、必ず医療機関を受診して下さい。
~在宅酸素療法をお受けになる皆様へ~
在宅酸素療法(HOT:Home Oxygen Therapy)とは、
慢性呼吸不全の方が、酸素を吸いながら自宅で生活するために行われる療法です。
※慢性呼吸療法:呼吸障害のために、体の中の酸素が不足して「息切れ」などの症状が長く続いている状態。
なぜ酸素が必要なのか?
私たちが生きていく上で、酸素は無くてはならない存在。
私たちは、食事でとりこんだ食べ物の中の栄養分を、体の中でエネルギーの形に変えるときに酸素を使っています。
このようにして作り出されたエネルギーを使って、私たちは生きてゆく上で必要なあらゆる活動を行なっているのです。そのため酸素が不足すると、体のあらゆる部分の働きに障害がおきてきます。
酸素が足りなくなると、こんな症状がおきます。
- ・階段を上がるとき、掃除、お風呂に入るとき、布団のあげおろしの時に息切れがおきてしまう
- ・昼間に眠くなる
- ・夜中によく目が覚める